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「市民の憩いの場としての価値を高めていく必要がある」- 青学ボランティア活動参加者からの声(2021-11-14) [連携イベント]

2014年11月14日開催された青山学院大ボランティアセンターの里山保全活動に参加した学生さんから貴重な感想が届きました。是非ご覧ください。

***** ここから感想 *****

今回の活動を通して、里山の維持の大変さを肌で感じました。今後、この里山を維持していくために、今のままでは、いずれ維持は難しくなるのではないかとも思いました。

今、現代において、里山の存在価値は人々の憩いの場となることにあるとおもいます。市民の中で価値を提供するにはバーベキュー場としての利用や、植物栽培、収穫教室、工作教室としての利用などが大切だと思いました。また、里山維持のためには、上記のものや募金などからでも、ある程度資金を確保する必要があると感じました。

教育の上で自然は大切です。しかし、現状として、手入れがボランティア頼りになり、維持が大変そうです。中途半端にするよりは数を減らして、価値を還元できる重要な里山のみに絞ることも大切だと思いました。また、地方での自然体験プログラムも活用して行くこともできます。完全にとは言わないまでも市などの協力も得ながら、重要な価値のある管理できる範囲の里山を作ることが大切だと思いました。

自然が好きで楽しんで皆さん参加していることは重々承知しています。農作業が好きだったら、地方に移住して、自然体験プログラムなどに関われば、より大規模でより魅力的な自然体験プログラムになるのになあとも思いました。

まとめると、
都会の里山の維持は大変
   ↓
維持のためには、量を調整したり、市民の憩いの場としての価値を高めていく必要があるのではないか。

自分の理解不足の点も多々あると思いますが、以上が今回の体験から考えたことです。

  F屋さん(青山学院大2年)

刈草集め_IMG_3846_211114.jpg
刈草集め

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童心に帰ってソリ滑り! 秋の里山で刈草の整理! 青山学院大学ボランティア活動(2021-11-14) [連携イベント]

11月14日、朝一番になな山に到着すると、入り口に3、4人の青年が立っていた。「青学の学生さん?」と聞くと「そうです」と返事。「早いね!よくきてくれました」と門を開けて招き入れた。

開始時間には、女子学生2名、男子学生8名、リーダー1名計11名が揃って参加してくれた。朝礼、写真撮影、ラジオ体操の後、宮﨑会長の案内で緑地内を見学。西の谷→西の山→中の山→東の山→中の谷→西の山→広場の順になな山を一周。途中は非常に熱心に説明を聞き、写真を撮ったり質問をしたりしていた。

作業は法面(のりめん)の刈草、落葉溜めの整理。人数が多く男子学生さんは力強いので作業がはかどり、アッという間に綺麗になった。昼食タイムをとって、午後は西の山で南鶴牧小・二小の落葉滑りの場所を整備。刈草を掃いて、滑りやすくする作業に取り組む。ゴールとなる落葉溜めも壊れていた囲いを修復したのち、皆でちょっとテストに滑ってみたりした。

次いでナラ枯れ対策で巻いたビニールシートを剥がす作業に取り組む。その間、未来の子どもたちのために、なな山緑地を保全していく意義などを眼の前の景色を見ながら説明し、学生さん達の共感を得られたように感じた。
予定の時間となったので、今日のボランティア活動を修了、集合写真撮影の後、今日収穫したサトイモをお土産に差し上げお別れした。どんな感想をもたれたか後で伺うのが楽しみである。

青学のみなさん! また、なな山に来てください。楽しみにしています。
活動日は、第2、第4日曜日 9時~です。詳しくは下記のホームページをご覧ください。
https://nanayamaryokuti.jimdofree.com/

開始時.JPG
集合写真(開始時)

自己紹介.jpg
自己紹介

緑地の見学西の山.JPG
緑地の見学(西の山)

緑地の見学中の山.JPG
緑地の見学(中の山)

中の山から東の山を見る.JPG
中の山から東の山を見る

キノコ栽培の説明.JPG
キノコ栽培の説明

法面刈草の整理.JPG
法面刈草の整理

落葉溜めの整備.JPG
落葉溜めの整備

昼食タイム.JPG
昼食タイム

西の山斜面の刈草掃き.JPG
西の山斜面の刈草掃き

西の山斜面の刈草掃き2.JPG
西の山斜面の刈草掃き

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落葉滑りゴールの整備


落葉滑りをやってみた.JPG
落葉滑りをやってみた

落葉滑り.jpg
落葉滑り

ビニールシートを剥がす.JPG
ビニールシートを剥がす

ビニールシートを剥がす2.JPG
ビニールシートを剥がす

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なな山緑地で「めかいづくり講座」が開催されました(2021-11-07) [連携イベント]

11月7日多摩めかいの会が行っている「めかいづくり講座」の二回目講義が、なな山で開催されました。

今回は、コロナ禍の影響を受けて募集人数が少なかったのですが、例年応募者が殺到すると聴きました。今日の講義は二講義目で、なな山で実際にシノダケを刈り、ヒネを剥ぐ作業を体験するというもので、これまでず~っとなな山で行われてきたものです。

当日は、風もなく暖かく穏やかな天候に恵まれ、受講者が9名、めかいの会のメンバーが10名のほか、森木会事務局からA羽さんとI田さんが見えて実施されました。
なな山からはM崎会長のほか、A田さん他数名が対応しました。

開講の挨拶を聴く受講生.jpg
開講の挨拶を聴く受講生

多摩めかいの会のみなさん.jpg
多摩めかいの会のみなさん

講座は、午前中、西の谷をめぐって東のシノダケ林に入って、各参加者が3,4本のシノダケを刈り、昼食の後を中心に、ヒネ剥ぎの練習を行いました。
最初は節を取って短いヒネを作る作業をして、次に節を含めた四つ割からヒネを剥ぐ作業も行いました。

ヒネ剥ぎの実践練習の様子.jpg
ヒネ剥ぎの実践練習の様子

当日は、立冬ではありましたが、天候に恵まれ、なな山を堪能して頂けたように思いました。
   N山さん

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ご近所さんがやってきた第2弾! なな山緑地 秋のハイキング(2021.10.9) [連携イベント]

10月9日(土)、三方の森ふれんどと東寺方児童館との共催「なな山緑地 秋のハイキング」が開催されました。5月に次ぐ好評第2弾。参加者はさらに増え60名以上。花などが少ない季節とはいえ、色づくなな山の秋を堪能できたようです。スタッフとして参加したのは、A田さん、A野さん、I井さん、T木さん、N山さん、M岡さん、M倉さん、M崎さん、S子。みなさん、お疲れさまでした。

自宅から歩いてきたご近所さん、児童館に集合してやってきた子どもと保護者。広場にみんなが揃うと壮観。挨拶のあと、3グループに分かれて山の中に出発する。狭い山道を進む。1グループ20名ほどで長い列になる。途中、ヌスビトハギやカシワバハグマ、オケラといった花や実を見つけると、グループ引率者が立ち止まって解説する。手に持った図鑑で植物の名前と姿をチェックする。花が少ない秋だが、黒色や赤色の実を見つけて喜ぶ子どもたちも。「ヤマユリって1年に1つ咲き、2年目は2つ……という話を聞いたけど、本当ですか?」と質問が上がる。確かなことが分からないので「調べてみます」と回答。ネットでは、そんな話もあったが確証を得られず。

西の山から中の山、東の谷と巡る。落葉樹の山が常緑樹に変わり、シノダケが生い茂る谷筋を歩く。植生の違いが明らかになる。「うっそうとしている」と話すと「うっそうって何?」と子どもから質問。「葉が多くて陽が差さないので暗い。あっちの山は明るいよ」と西の山を指さす。急斜面の登り降りで少しバテ気味のお年寄り。「平地より足腰にはいいのよ」とお仲間から声がかかる。

シイタケとナメコの原木栽培を見て、中の谷を登り、キチジョウソウの群落に。ひっそり隠れている花。葉を掻き分けて探すのがポイントだ。「探し出した人に幸運が来る」の解説にみな真剣に探す。

山の中で誰もが気になって質問したのが、木に巻かれたビニール。コナラからたれ落ちる大量の木くずを目にしてナラ枯れ感染の凄さに唖然とする。衝突板に当たって水たまりに落ちるトラップの仕掛けには感心していた。ナラ枯れ対策のほか、下草刈りや植物保護といった里山を守る作業の大切さが語られる。「大変よね」とみなさん頷いていた。

山の中から外の世界を仰ぎ、「この先がバス通りだ。いつも通っている」「こんな近くに山があったんだ」と声が上がる。1時間半の植物観察が終わり、広場に戻って解散。急な登り降りに疲れた様子も見えたが、ゆっくり歩くハイキングに満足の様子だった。

解散後、シノダケ・ヒンメリの実作講習があった。小さい子どもがいる家族5人と3人の大人がチャレンジ。六面体のなかに松ぼっくりが入る新作の飾り小物づくりだ。シノダケ・ヒンメリの世界がまたひとつ広がった。

あいさつ_IMG_3520_211009.jpg
あいさつ

集合写真_IMG_3529_211009.jpg
集合写真

西の山へ出発_IMG_3533_211009.jpg
西の山へ出発

西の山で咲き終わったヤマユリなどの説明_IMG_3541_211009.jpg
西の山で咲き終わったヤマユリなどの説明

急斜面を登って中の山へ_IMG_3547_211009.jpg
急斜面を登って中の山へ

中の山で植生の違いを解説_IMG_3548_211009.jpg
中の山で植生の違いを解説

ほかのグループと遭遇_IMG_3552_211009.jpg
ほかのグループと遭遇

植物図鑑で名前を確認_IMG_3559_211009.jpg
植物図鑑で名前を確認

キチジョウソウの花を探す_IMG_3561_211009.jpg
キチジョウソウの花を探す

ヤブレガサの葉を観察_IMG_3567_211009.jpg
ヤブレガサの葉を観察

あちこちでキノコに遭遇_IMG_3571_211009.jpg
あちこちでキノコに遭遇

課外講習_IMG_3583_211009.jpg
シノダケ・ヒンメリ課外講習

完成した六面体の飾り小物_IMG_3588_211009.jpg
完成した六面体の飾り小物

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「みどり」に関心のある方にオススメ! グリーンボランティア初級講座 募集 [連携イベント]

なな山緑地の会も加入している多摩グリーンボランティア森木会と、多摩市グリーンボランティア連絡会、多摩市環境部公園緑地課が主催するグリーンボランティア初級講座の募集が始まりました。

第20期を迎えるこの講座では、「みる」「きく」「やってみる」をキーワードに実習を主体にした講座で、雑木林の育成管理、竹林整備の実習、苗木やシイタケの菌の植え付け、腐葉土置き場づくり、市内の公園のみどりの観察、植生調査などを行います。

人と自然が共生できるまちづくりをめざし、雑木林などの「みどり」の育成・管理・保全に関心のある方にオススメです。

詳細は、多摩市広報(10月5日号)や下記チラシなどをご覧ください。

***** 募集内容 *****

【多摩市グリーンボランティア講座 初級第20期 受講者募集】
雑木林などの「みどり」の育成・管理・保全に関心のある方募集

多摩市と多摩グリーンボランティア森木会は、人と自然が共生できるまちづくりをめざして、「みどり」に関する市民活動を積極的に推進し、公園・緑地等を自発的、主体的に維持・管理・活用していく、市民ボランティアの育成に取り組んでいます。
毎年、雑木林での活動を対象としたグリーンボランティア講座を開催しています。そこで、令和4年に開催される、第20期初級講座の受講者を募集いたします。

講座内容
「みる」「きく」「やってみる」をキーワードに実習を主体にした講座で、雑木林の育成管理、竹林整備の実習、苗木やシイタケの菌の植え付け、腐葉土置き場づくり、市内の公園のみどりの観察、植生調査などを行います。
日 程
令和4年(2022年)1月~10月の毎月第4土曜日
※入講式は令和3年(2021年)12月11日(土)
会 場
多摩市立グリーンライブセンター、多摩中央公園、一本杉公園、和田なな山緑地、よこやまの道等
講 師
「みどり」のボランティア活動をしている活動団体
対 象
高校生以上の多摩市内在住、在勤、在学者
定 員
30名 (応募多数の場合抽選)
参加費
3000円 (全回分)
主 催
多摩グリーンボランティア森木会
多摩市グリーンボランティア連絡会
多摩市環境部公園緑地課


申込み方法
住所・氏名(フリガナ)・電話番号を記入し、ハガキまたはFAXで多摩市立グリーンライブセンターまでお申込みください。
申込み締切
令和3年(2021年)11月14日(日)まで
問い合わせ
申込み先
多摩市立グリーンライブセンター
〒206-0033 多摩市落合2-35 多摩中央公園内
電話 042-375-8716 FAX 042-375-0087
ホームページ
多摩市立グリーンライブセンター
http://www.keisen.ac.jp/tglc
多摩グリーンボランティア森木会
http://www.tama-gv.org/


チラシおもて-03.png

チラシうら-03.png

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ナラ枯れ情報交換会のお知らせ [連携イベント]

なな山緑地では、昨年ナラ枯れ元年ということでドタバタしましたが、二年目の今年は少し余裕を持って被害を捉えることが可能になった気がします。
とはいえ、被害は大幅に拡大し、唖然とする状態に変わりはありませんが……。

多摩グリーンボランティア森木会から「ナラ枯れ情報交換会のお知らせ」が届いています。ほかの緑地や公園がどんな状況なのかといったことが報告されるでしょう。また、各団体の取り組みや今後の方針について貴重な話が聞ける可能性もあります。
オンラインでのZoomミーティングですが、是非ご参加ください。
ご参加の場合は、下記までメールでお知らせください。オンラインでの参加方法をお知らせします。

メールアドレス(庄子)
メールアドレス.jpg

***** ここから「お知らせ」 *****

昨年に続き、ナラ枯れ発生が見られています。
そこで、下記の予定でナラ枯れの勉強会、改めて、情報交換会を9/20敬老の日に開催します。
関係のみなさまの出席をお願いします。

また、情報交換会までに、各活動場所のナラ枯れの状況を調査してまとめていただけるでしょうか。
○調査内容
・昨年と同様に、ナラ枯れの発生状況
 調査日、各樹木の状態 樹種、フラス穿孔のみ・一部枯れ・全枯れ、本数、
 昨年からの経時変化
・今までに行った対策の内容と効果

◎森木会 ナラ枯れ情報交換会
日時:9月20日(月)敬老の日 15:00~17:00
場所:Zoomミーティング

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リニュアル青学ボランティアセンターWebサイトになな山での活動が掲載された! [連携イベント]

青山学院大ボランティアセンターのウェブサイトがリニューアルされ、7月11日なな山で開催された青学ボランティア活動の報告がアップされました。

大胆に写真を縦にトリミングした斬新なデザインで目を引き、読みやすく構成されています。ご覧ください。

ボランティアセンター トップページ
http://www.aoyama.ac.jp/life/volunteer/

7月11日活動レポート
https://volunteer-aoyamagakuin.jp/report/naturepg07/ 

体験談
https://volunteer-aoyamagakuin.jp/report/nanayma07/

7月11日ボランティア活動報告.png

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青山学院大 なな山緑地ボランティア体験談 [連携イベント]

7月11日(日)開催された青山学院大ボランティア活動に参加した学生から体験談が寄せられました。
活動の様子は、「屈んで刈って筋肉痛! 大量のカシナガにも動じない! - 青山学院大ボランティア活動(2021.7.11)」をご覧ください。

***************

 週末に、近くの山の中を歩きながら木を見るのが好きということもあり、このボランティアに参加しました。はじめに、現地のボランティアの方が、なな山の植物を実際に見ながら、さまざまな知識を教えてくださいました。中でも、「なら枯れ」の原因と最新の対策のお話は、私もしばしば地元で枯れた木を目にするので、非常に興味深く感じました。その後体験させて頂いた草刈りと樹皮を剥く作業は、思ったより大変で、普段如何に体を使っていないかを痛感しました。また同時に、この活動を継続されているなな山ボランティアの方々のパワフルさに感服しました。

 SDGsが最近になって重視されていますが、「里山の木を使い、管理すること」も、SDGsにつながります。しかし、それを実践されているなな山の方々は皆さんご高齢で、若い力を求めていると仰っていました。今回のボランティアを経て、SDGsを謳うだけでなく、実際に行動に移することが重要であると感じました。
   青山学院大学文学部史学科4年
   Y本さん

なな山観察_IMG_3002_210711.jpg
なな山観察

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屈んで刈って筋肉痛! 大量のカシナガにも動じない! - 青山学院大ボランティア活動(2021.7.11) [連携イベント]

7月11日(日)の定例活動日、青山学院大生7名と引率の先生の8名がなな山にやってきた。青学ボランティアセンターの呼びかけに応えた学生たち。「里山の環境保全活動を通じて、食の安全安心とは何か」などをテーマに私たちの活動と提携して行う活動。年数回行い活動を継続していくことにしている。

当日は、全国的な豪雨被害が続く梅雨の終盤。午後には雨が降り出すとの予報が出ていた。9時に集合したなな山緑地の会の面々が目にしたのは、8時30分には到着していた若者の姿。マスク越しに覗く姿は陽射しがないのに何とも眩しい。いつもと同じようにミーティング、集合写真撮影、体操と続き、学生たちはA田さんが引率して山に入る。なな山の植生や活動の概要を紹介する。起伏が激しい西の山では息が上がる学生も。

なな山を一周して広場に戻り休憩したあと、中の山東斜面でシノダケの手刈りに挑戦。シノダケを刈れば、常緑樹が多い中の山でも小さな植物たちが成長するはず。N山さんがカマの使い方やシノダケの切り方を実地で指導。作業道で間隔をあけて一列に並び作業スタート。シノダケのつかみ方に注意が飛ぶ。親指を下にしてシノダケをつかめば、指を切るおそれが高い。最初は要領を得ず少し苦労していたが、コツを覚えてからは作業が進む。屈んだり中腰での作業は普段しないはず。翌日、筋肉痛に顔をゆがめることになるかも。

昼食は默食。コロナ禍とはいえ初めて顔を合わせる学生が多いので残念だったのでは。午後は、ナラ枯れ対策用トラップにかかったカシナガをカウントする作業。虫が嫌いな学生はヒノキの皮むきと、2班に分かれる。

トラップの水面で動くカシナガを躊躇なくピンセットで捕まえる姿にビックリ。「子どもの頃、親と一緒にカブト虫を捕ったりしていた」と臆することがない。トラップのヒモを外したり、トラップを逆さにしたりしてトラップの堆積物をすくい、丁寧にカシナガを探す。3本のコナラで114匹、80匹、166匹を数える。トラップはカシナガ捕捉に効果があることがわかった。

ヒノキの皮むきはナタを使う。切れ味鋭いナタを使うのは初めてのはず。雨に濡れて黒くなった皮を剥くと、鮮やかな木肌が現れる。「材木」を目にする瞬間だ。5メートル超のヒノキを1本のまま皮むきし、ゲートに使うのが指導したS田さんの思惑。皮むきしたヒノキをみんなで立ち上げてみて長いことに驚いていた。

今回は、なな山の姿と当会の活動の一端を体験してもらった。今後は私たちと活動をともにしながら里山保全を進めていきたいもの。さらに、緑豊かな里山を将来にわたって作り上げていければ嬉しい。

なな山緑地見学.JPG
なな山緑地の見学

なな山観察_IMG_3002_210711.jpg
なな山の観察

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シイタケ原木栽培の観察

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植物観察

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シノダケの手刈り

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シノダケ刈り完了

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ナラ枯れ対策の説明

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カシナガのカウント

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カシナガのカウント

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トラップのカシナガをカウント

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カシナガのカウント

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カシナガのカウント

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捕まえたカシナガ

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皮むきを見学

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ヒノキ材皮むき

皮むき作業中.JPG
皮むき作業中

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皮むきヒノキ

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普段できない特別な体験ができた! - 帝京大里山探索の感想 [連携イベント]

5月14日(金)なな山で開催された帝京大 人文社会系教養科目「多摩の里山と人の営み」第5回 里山探検に参加した学生から感想が寄せられたので紹介します。
感想は、次回の授業で甲野先生からの質問に対する回答の先頭に記述されました。手書きから転記したのでミスがあることをご了承ください。

・問題についてのことなどお聞きした際に、とても丁寧に優しく教えてくださったことが印象的でした。普段、里山などの自然に触れる機会も少ないので、とても貴重な体験となりました。ありがとうございました。

・私は前まで小さい虫でもギャーギャー言っていたが、スズメバチの注意を聞いて静かにしていたら、割と大きな虫が飛んでいても嫌だと思わなかった。自然の中には、多くの知らない植物があったが、触らせていただいたり、説明をしてくれて知識が増え、とても楽しく感じた。

・里山を実際に見て、歩いてみて、自然と人間が共存する工夫が見られたり、見たことのない植物を紹介してくださったりして、普段できないような特別な体験ができました。ありがとうございました。

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ポイントでヒントを話すM崎さん

・見るだけでなく、触れてみたくなった。何か知ることも重要だが自然がそこにあるということだけで人々に安らぎになると感じます。少なくとも私は、自然の中に入り、とても落ち着きました。

・人が里山を守るために手入れがされているため、自分のイメージしていた森のようなところというよりも、整備されていると感じました。自然が生きやすいような環境が作られ、守られているのは裏にある守る人の苦労があってと感じた。

・近くにあんなに自然を感じられる場所があることを初めて知りました。大学と自宅を行ったり来たりする毎日だと良い癒やしになり、自然環境についても知識を貯めることができました。

・普段バスで通るときに一体何だろうと思っていたのですが、実際に入ってみると、想像をはるかに超える自然が広がって驚きました。自然がのびのびと広がるような工夫が施されていて、とても居心地が良くまた行きたいです。職員の方々も優しく丁寧に教えて下さり、様々な学びがあり楽しかったです!!!

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登りが苦しいとこぼす学生たち

・初めて実際に里山に行ってみて、普通に木が生えているだけかと思っていたが、そうではなくすべてきちんと管理されていることが分かりました。問題も解きましたが問われないと見過ごしてしまうようなところにも理由があって里山はできているのだと思いました。

・腐葉土を作るためにわざと風通しを悪くしているという点で、理由を聞いて納得できた。コロナウイルスの関係で森にくることができない小学生のために、カブト虫を育ててプレゼントする、という話を聞いてとてもほっこりした。

・1番最初の広場にあった木のテーブルやイス・その他の手作りされたものがすごく可愛くて作り方を教えてもらいたかったです! 里山も管理が徹底されていてあまり慣れない所でも歩きやすかったりいろいろな植物が観察でき楽しかったです。

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針葉樹林と落葉広葉樹林の違いを説明する

・大学から程近い所に、緑豊かで美しい所があるなんて知りませんでした。ななやま緑地に関わる方々が自然のために手入れをしているのが随所にでていて、里山というものを身近に感じることができました。今後は授業以外で行ってみたいです。

・久しぶりに自然に触れることができて嬉しかった。ただ植物が生い茂る、木が育ててあるということではなく、きのこの栽培に使うなど多くのユメを感じられた。様々な人の工夫や知恵がつまっていると思った。

・普段、経験が出来ない事を色々と体験することができました。通学路であるためいつもバスで通るのですが、実際に中に入ってみると一気に里山を感じられることができました。色々な事を知れたり、教えて下さりありがとうございました。楽しかったです。

シイタケ原木栽培ポイントで解説するM岡さん_IMG_2622_210514.jpg
シイタケ原木栽培ポイントで解説するM岡さん

・多摩の森林は涼しく、とてもすてきな印象を受けました。様々な自然が共存していて、森林のことを勉強するのにとてもいい環境でした。コロナ禍の中ご協力してくださりありがとうございました。

・東京で、あのような里山が残っていることに驚きました。また、その里山も放置しているのではなく、しっかりと管理されていたので、急な坂道や足場が良くない場所でもケガすることなく歩くことができました。里山の中は、空気がおいしく、涼しくて過ごすことができました。

・なぜ材木が並べられているのかや、落ち葉がかたまって捨てられていた訳など、普段だったら気にもしないことを改めて考えることで、自然を守っている人たちのことを考えることができた。ハチは絶対危険だと思っていたが、こちらが何もしなければあちらも何もしてこないし、おそってくることはないんだ、と知ることができた。私の友だちの背中にハチがとまった時、さされてしまうのではないか、とヒヤヒヤしたが、ただとまっていた(羽休め?)だけだったので、ちょっと可愛いな、と思った。

当日の報告や写真は、下記をご覧ください。
https://nanayamaryokuchi.blog.ss-blog.jp/archive/20210515

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