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ナラ枯れ調査いったん終了、コナラ35本が被害! [ナラ枯れ]

8月23日からスタートしたナラ枯れ調査は、10月25日で全域調査が終了しました。
合計35本のコナラが被害にあっていました。

被害木はすべてコナラ。落葉広葉樹が多く、手入れが行き届いている西の山のコナラが主です。活動記録でM崎さんも語っていましたが、周囲に2メートルを超えるアズマネザサが密集しているコナラは被害にあっていません。カシナガは地面から2メートルまでを飛び回って穿孔穴を掘り、フェロモンを出して仲間を誘導しますが、ササが邪魔なのでしょう。テイカカズラが絡んだコナラも被害にあっていません。

今後、被害状況を「重度」と「それ以外」に分類し、「重度」は伐倒・封印処理の予定です。「それ以外」は、カシナガ飛翔防止策を講じて観察を続けることになります。分類の具体的な作業は、できるだけ早めに進めたいです。
また、来年5~6月のカシナガ飛翔・被害拡大までに、被害木の保護・封印と未被害コナラの保護(トラップなど)を検討し対策を講じることになります。

○ナラ枯れ調査まとめ
・調査回数:5回
・参加者数:のべ34名
・被害木:コナラ35本(重度3~4本、樹冠が赤く枯れているもの)
・被害分布:西の山中心(草刈りなど整備が進んだ山にある太いコナラ)

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ナラ枯れ調査_2020-10-25.png
ナラ枯れ調査結果(2020.10.25)


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