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どんぐりの発芽のその後:移植と実生苗の経過観察 [よもやま話]

なな山の広場の端にコナラのドングリが発芽しているのを見つけたのは2月のことでした。なな山では、これまでもクヌギの苗を育てて来ているのですが、コナラがあっても好いのかなと、畑の隅に移植しました。

3月のコナラの実生の様子.jpg
3月のコナラの実生の様子

残念ながら、あまり成長しません。A田さんの話では、ドングリの実の栄養で育つとのことで、葉を拡げ光合成が出来る状態で移植することにしました。

根を切らないように周りの土と一緒にポットに入れて畑に移植しました。

ポットの苗木.jpg
ポットの苗木

環境を安定させるためにポットとポットの間に土に埋めて、乾燥を防ぐようにカヤを間に敷きました。
5月ごろの作業になりました。

コナラの実生苗.jpg
コナラの実生苗

5月末近くには、葉の間から新たな樹幹が立ち、さらに葉を拡げました。
コナラらしい姿になってきました。

コナラの実生苗(拡大).jpg
コナラの実生苗(拡大)

山に入るとコナラのほかにサクラの実生もあることから、同じ方法で畑に移植してみました。
(近くにウスミズザクラの木があることからウスミズザクラの実生であることを期待しているのですがどうでしょう。)

サクラの実生苗.jpg
サクラの実生苗

ここから二枚の写真は7月初めの現在の状態です。

コナラは、葉を虫に食べられたりしながらも日光を浴びて、新しい葉を拡げ、上に伸びてきました。

7月のコナラの実生苗.jpg
7月のコナラの実生苗

サクラもしっかりとしてきました。
成長が期待できそうです。

7月のサクラの実生苗.jpg
7月のサクラの実生苗

A田さんの話では、多くの実生がいつの間にか成長を止めて見えなくなるのは陽の光が届かないからではないかとのことでした。
なな山の中で育つ環境を整えて移植して、大きく成長する日は来るのでしょうか。
それを確認するまで生きていることは出来ないと思いますが、それぞれの種が限られた時間の中で、出来ることをしてみるということなのだと思いました。
畑でカブトムシを見つけました。
   N山さん

カブトムシ.jpg
カブトムシ

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