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散策路 《世界に広げよう会員の和 リレー随筆》 - なな山だより [なな山だより]

里山は外側から見ても癒されるが、中に入って歩くともっと心が癒される。その里山でボランティア活動ができるなんて、こんな楽しいことはない。

なな山に係わって散策路作りをするようになり、この林の中に散策路が完成したら、四季の里山の様子がさらによく観察できることを想像しながら毎回参加している。初めの道作りは、間伐材の丸太を、約1m幅に並べて、チップを敷いて作業を進めていた。多人数で2~3班に分かれて作業をしたので、作業の進行は早かった。季節は過ぎ、秋になり、台風が通過した。

散策路に敷いたチップは流され道は川になっていた。道を作っている時、何ヶ所かの窪地に丸太を並べて、橋を掛けた。
林の中をこんな大水が流れるなんて、想像できなかった。大雨を体験して、それからは地形を読みながら橋の増設や補修をして道が川にならないように排水路を作って行こうと思う。傾斜地では階段になるが、階段をつけようかつけまいかと、迷う斜度がある。冬になり霜が降りて溶ければ滑る。そういう場所には取り敢えず落ち葉や草を敷いておき、あとで補修工事をする。

現在手がけている場所は北側で既設の排水路を生かして、その上流部に排水路を新設しながら道を補強して、大雨でも流れないように工夫して作っている。
   B場さん
   「なな山だより」2号(2006年1月)より

散策路づくり.png
散策路作りで作業する筆者(手前)

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多摩市消費生活フォーラム&エコ・フェスタ 【イベント・活動紹介】- なな山だより [なな山だより]

日にち:12月18日(土)・19日(日)

18日午前中のブンブンゴマ作りとヒンメリ作りは、展示会場から離れた場所になっていて、会場の集会室は数組の参加者になりました。展示コーナーへの来場者数も少なかったようです。事務局から来場者数を聴いていませんが、昨年よりも少なかった模様です。でも、なかなか楽しいエコ・フェスタでした。

森木会の他のサークルの人や植物や山に関心のあるいろいろな人と話が出来ました。とても有意義な意見交換の時間が持てました。多くはありませんでしたが、ブンブンゴマで遊んだり、シノダケ・ヒンメリのストラップをプレゼントして、なな山の認知度を上げることも出来たように思います。来年は、パルテノン多摩での開催が考えられているようです。手分けすれば、おやじの会のイベントとの同時開催も可能であると証明できたように思います。
(なな山の底力はスゴイわ。でした。)(N山さん)
   「なな山だより」54号(2022年1月)より

エコフェスタ20211218.jpg
展示の様子

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多摩第二小学校「なな山で遊ぼう」 【イベント・活動紹介】- なな山だより [なな山だより]

日にち:12月18日(土)

参加者、午前 生徒・幼児52人、保護者31人、合計83人 午後 生徒・幼児36人、保護者12人、合計48人(保護者には、おやじの会も含まれる。)と予定されましたが、おやじの会だけで10人程のようでしたので、総数はもう少し多いのではないかと思います。「なな山緑地の会」の協力者は、午前・午後の半日が3人、一日が6人。

天気は快晴、予想された冷たい風はさほど感じられなかったが、体を動かしていないと冷え込みを感じる気候でした。今回は、要人二人の入病に加えて、多摩エコフェスタと重なり、特に工作に何人かの力を要したため、例年より戦力の低下が危惧されました。そこで、出来る限り「おやじの会」に主催者として主導権を持ってもらい、準備の補助と、木工指導に重点を置きました。

西の山を舞台にした、いつもの、ブランコ二様、落ち葉滑り、梯子登り、カブトムシの幼虫探し、丸太切り、滑車ロープ、ロープ渡りは、主催者に管理を委ました。
なな山のメンバーは、もっぱら木工のお相手です。今回は、例年のクリスマスリースに加え、シノダケヒンメリ、ぶんぶんゴマ、サンタクロース飾り、最後には参加者の勝手流弓矢づくりと多彩になりました。時間が来ての、流れ解散のようでしたが、誰もが十分楽しんで、名残惜しそうに帰途についていきました。混乱、けが人もなく、開催できたことをうれしく思います。(A田さん)
   「なな山だより」54号(2022年1月)より

第二小丸太切り 20211218.JPG
丸太切り体験に挑戦

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なな山植物誌 - クロヤツシロラン(黒八代蘭)ラン科 - なな山だより [なな山だより]

なな山緑地にその存在はわかっていても、花を見たことがない植物がありました。2018年の11月に中の谷の枯れ葉の中からヒョロヒョロとした茎の先にさく果(種)をつけたものをNさんが見つけたのが最初。それが菌従属栄養植物のクロヤツシロランでした。 

自分で光合成せず地中の菌類から栄養をとって生活する植物です。それから、夏の終り頃になると皆でアズマネザサの生えている枯れ葉の重なった土の上を手さぐりで探すのです。花が見つけられずに秋を迎える頃、また例の茎がヒョッコリ姿を見せて来ます。

「花が見られなかった!」2回の残念な秋を過ぎ2021年9月21日。午後の光が林床に届く時間帯、他の植物の名札をつけに中の谷を歩くと、枯れ葉の上にスポットライトを浴びたようにクロヤツシロランの花が見えました。枯れ葉と同じような色合いで肉厚な感じです。「なんだ。ここにいたの!」蚊柱の中であわてて支柱を立てた次第。3~4日して花はとけるように消えて、3週間後にはまたさく果をつけた茎が伸びてきました。
秋の終わり頃、さく果が割れて細かい種が風に飛んでいきます。(M倉)
   「なな山だより」54号(2022年1月)より

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クロヤツシロラン N黒さん撮影(2021.9.22)

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青山学院大ボランティア活動 【イベント・活動紹介】- なな山だより [なな山だより]

日にち:11月14日(日)

11月14日、女子学生2名、男子学生8名、リーダー1名計11名が参加してくれた。朝礼、写真撮影、ラジオ体操の後、宮﨑会長の案内で緑地内を見学。西の谷→西の山→中の山→東の山→中の谷→西の山→広場の順でなな山を一周。作業は法面の刈草、落葉溜めの整理。人数が多く男子学生さんは力強いので作業がはかどりアッという間に綺麗になった。昼食後、午後は西の山で二小の落葉滑りの場所を整備、刈草を掃いて、滑りやすくする作業の取り組み、ゴールとなる落葉溜めも壊れていた囲いの修復をした。次いでナラ枯れ対策で巻いたビニールシートを剥がす作業に取り組んだ。、予定の時間となったので、集合写真撮影の後、今日収穫したサトイモをお土産に差し上げお別れした。(K田さん)
   「なな山だより」54号(2022年1月)より

青山学院2021114m.jpg
刈草集め作業

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南鶴牧小学校 秋の植物観察 【イベント・活動紹介】- なな山だより [なな山だより]

日にち:11月20日(土)

なな山に南鶴牧小の子どもたちがやってきた。こども13名、保護者4名、教師4名の計21人。今回は、植物観察に森遊びと木工体験が加わる。

広場で宮崎さんのあいさつのあと、さっそく里山を登る。ドングリの話から始まり、シイタケの原木栽培と続き、花が終わり実がなる秋の植物を観察して回る西の山を一周したあと、集めた落ち葉を熊手で敷き広げてコースを作り、ソリ滑り。山の中腹では大ブランコ。何度も乗る子が続出。広場に戻ると、アズマネザサ材を使って、松ぼっくり入りのストラップづくり。みんなほぼ同時に完成してオリジナルのストラップにご満悦。広場にレジャーシートを敷いて昼のお弁当。最後にカブトムシの幼虫を採集してなな山をあとにする。あっという間の里山体験だった。(S子)
   「なな山だより」54号(2022年1月)より

南鶴牧20211120m_.jpg
落葉のソリ滑り

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なな山緑地 秋のハイキング 【イベント・活動紹介】- なな山だより [なな山だより]

日にち:10月9日(土)

三方の森ふれんどと東寺方児童館との共催「なな山緑地 秋のハイキング」が開催されました。5月に次ぐ好評第2弾。参加者はさらに増え60名以上。参加された担当の方から感想です。

山に入ってみて自分たちが暮らしてる足元にこんな素晴らしい里山がある事におどろきました。皆様方が植物を守って下さる様子が山に入ってみて良くわかりました。本当にありがとうございます。これまでも、三方の森ふれんど祭りの時にも、いつもお世話になっています。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。(三方の森ふれんど 代表 H川さん)

春の自然観察会は、緊急事態宣言下でしたが、子どもさんや親子連れ・シニア層が大勢参加されました。秋はさらに多くの方が参加され、豊かな自然の中、自然観察だけでなく、子どもたちとシニアの方などの世代間交流にもつながりました。なな山緑地の会の皆さんが、植物について、丁寧な説明をして下さったおかげです。参加されたシニアの方は、故郷の風景を思い出された方も少なくないでしょう。大人だけでなく、子ども達も里山の中で、とても目が輝いていました。(多摩市社会福祉協議会 I井さん)

気持ちのいい秋晴れの中参加させていただきました。当日は大人も子どもも混ぜた3チームに分かれて、なな山緑地の方に説明していただきながら普段入ることのできないなな山緑地を散策できてとても楽しかったです。みな子どもたちのことを温かく受け入れて下さり、子どもたちもパンフレットを見て本物と見比べたり、触らせてもらったりとなかなか経験できない機会を与えていただきありがとうございました。(東寺方児童館)
   「なな山だより」54号(2022年1月)より

秋のハイキング2021.10.09m.jpg
中の山を散策

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ススキ 《なな山つれづれ草》 - なな山だより [なな山だより]

ススキ Miscanthus sinensis Anderss. イネ科
ススキ.png
ススキ。なな山緑地にて撮影

9月に入ると、なな山では若いススキが美しい。晩秋になると逆光に白く光る姿が一段と輝きを増す。ススキはハギとともに、どこででも見られる日本の秋草の代表である。「宗達・光悦金銀泥下絵和歌色紙」は京都嵯峨野の秋を彷彿とさせる。当時ここには本阿弥光悦、俵屋宗達、角倉素庵らの別邸があり、戦を避けて茶会を催し、書院にて古今東西の書を読み、野の草に魂を奪われ心を震わせて描くという俗世を離れて時を過ごし、また都塵をはらって自己研鑽を積む場所となっていた。この色紙はそうした時間を嵯峨野で過ごした絵師と能書家による作品だ。

宗達・光悦金銀泥下絵和歌色紙.png
宗達・光悦金銀泥下絵和歌色紙

ススキの原に沈みゆく下弦の月が金銀泥で描かれた宗達の下絵、それに光悦が「新古今和歌集」の一首を散らし書きしたもの。優艶な世界を醸し出した往時のコラボレーションである。
このようにススキは秋のモチーフとして絵画に、文学に、工芸にと、日本文化のさまざまな場面に登場してきた。現在は使われることは少なくなったが、ほんの数十年前までは茅葺き屋根として日常的に使われてきた。いたんだ屋根の茅はそのまま堆肥として田畑で使われたという100パーセント循環利用され、生活に欠くことのできない重要な植物であった。しかし近年では顧みられることもなくアメリカからの帰化植物、セイタカアワダチソウに駆逐されると聞く。
セイタカアワダチソウに日本の秋景色を奪われてはたまらない。
   N原さん
   「なな山だより」2号(2006年1月)より

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なな山での活動の抱負 - なな山緑地の仲間 - なな山だより [なな山だより]

ある日、なな山の仕事道を一歩一歩足を運んでいたら、樹が草が、陽を浴び風にそよぎながら、話しかけてきた。
この緑地の人たちは、皆、優しく、穏やかで、共に暮らしていることに、生きがいを感じ、癒されます。こんな関係をこれからも続けたいですね。(I田)

はじめまして。この一年焦らず慌てず怪我用心!!&めかい籠を編もう。よろしくお願いします。(A宮)

なな山で作業を一所懸命します。(I田)

此処の良さは人と多彩な植生です。自然と協調できる空間を皆で話し合い、守って次世代に繋ぎたいと頑張ります。(U)

今年1年元気で活動に参加します。7月で85才になり、ここでの最高齢です。仕事は記録写真しかできませんが、「枯木も山のにぎわい」とご容赦ください。(K田)

自覚症状のないまま癌の手術を受け、戻ってみれば思わぬ展開の療養ですが、新しい発見の連続です。(S子)

最近間伐が少なく物足りない。広葉樹は固くて重くて片付けが大変。エンジン式ウインチ買いましょう。(S田)

私がくず掃き始めたのは2001年暮れから、母と一緒に始め今年で20年が経ちます。山の堆肥で農作業を続けます。(S﨑)

昨年、長年勤めてきた会長職を辞しました。約17年間の長きに渡り務めてこれたのは、皆さんのサポートがあってのことと厚くお礼申し上げます。これからは一会員として少しでも「なな山」の活動に寄与できたらと思っておりますので宜しくお願いします。(T木)

日本が苦心しているカーボンニュートラル。なな山でどれだけのCo2を吸収できているのかはわかりませんが、私達の活動が微力ながらも、地球を救ってるんだ~!という自負(壮大な自己満足?)を持って活動したいと思います。(T瀬)

観察農園では、全ての有機肥料で作物を栽培しており、新鮮さと美味しさを目指して、工夫と手入れに励んでいます。(T橋)

苗木を移植し「なな山」を若返らせよう!実生の櫟・コナラ達はその時を待っている。(H.D.)

ほとんど外出する事なく庭の命を観察して絵を描いた画家に熊谷守一という人がいる。なな山でそのような境地で暮らしたい。(NS)

ここ2年は休みがちだったので、22年は皆勤を目指します。(N田)

四季折々なな山に足を運ぶ度に自然の懐に抱かれるように感じます。この幸せが続きますように。(nj)

東の山を笹の美林にしたいと頑張ります。次にシガラを里山の景観に美しく収まるようにしたいと思っております。(M岡)

今年も植物保護の活動が出来たら、と思っています。でも老いの坂道。無理せずゆっくり、なな山の時間を楽しみたい。(M・M)

山に入り作業をして汗をかく。日頃抱えたムシャクシャが汗と一緒に流れていく。仕事で色々あった2021年。なな山が癒しになった1年でした。さあ22年。今年もなな山で〝トトノエたい〟。(Y田)

夏は涼しく、冬はあたたかく、私達を守り楽しませてくれる〝なな山”を次の世代にも伝えたい。(Y元)
   「なな山だより」54号(2022年1月)より

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「なな山だより」54号をホームページで公開! [なな山だより]

なな山緑地の会のみなさん

1月9日の活動日「なな山だより」54号が配布されたので、なな山緑地の会のホームページで公開しました。パソコンとスマホでご覧いただけます。

54号は、会員一人ひとりがなな山での活動の抱負を語っています。また、秋から冬にかけて開催されたイベントの報告も数多く掲載されています。好評のなな山植物誌も必見です。

是非ご覧ください。

 なな山緑地の会ホームページ https://nanayamaryokuti.jimdofree.com/

ホームページ上部の「なな山だより」をクリックすると、なな山だより54号が枠内に表示されます。ここで読むこともできますが、ダウンロードすることも可能です。ダウンロードする場合は、54号のプレビュー下部に54号の「ダウンロード」ボタンがあります。印刷したい、拡大して見たいといった場合にご利用ください。

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なな山だより54号

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