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なな山植物誌 -オオイヌノフグリ 大犬の陰嚢 ゴマノハグサ科 [なな山だより]

真冬であるにもかかわらず、オオイヌノフグリの花が可愛くブルーの花を咲かせています。こんなに寒いのですから、花粉を運んでくれるポリネーターが居ても僅かなはずです。ポリネーターを呼ぶためにこんなに可愛く咲いているのに。夕方近くになってもポリネーターが現れない時には、自家受粉です。夕方になったらオオイヌノフグリの雄しべを観察してみて下さい。丸くなって雌しべに付いているのを発見できるでしょう。質のよい種を得るためには、本来ならば遠くの花粉が欲しいのですが、子孫を残すことが宿命である植物としてはやむを得ない方法のようです。
  N原さん
                「なな山だより」42号より

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オオイヌノフグリ

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オオイヌノフグリ
・写真は午前中撮影のもの

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