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陽射しを浴びて越冬準備にいそしむ秋の花 [よもやま話]

秋の陽射しは花々を優しく彩る。寒さに弱い植物は、慌ただしく花を咲かせ、実を作り、種子を蒔く。越冬のために短い日照を思う存分浴びようとしている。
「はやく、はやく!」。もうそこまで冬が来ている。

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コウヤボウキ

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シロヨメナ

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ノササゲ

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フユノハナワラビ

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ナルコユリ(実)

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南側バス通り沿いの伐採後の様子(報告と感想) 2021-11-07 [よもやま話]

なな山緑地の会のみなさん

なな山緑地の南側のバス通り(道路名称:中和田通り)の隣接地の擁壁移設とそれに伴う東電柱の移設に伴って、なな山緑地の南東端のシノダケ林が一部伐採されたことをめぐっての多摩市道路交通課と打ち合わせや話し合いを行いました。その経過や話し合いの結果分かったことについては、会長からの報告メールの通りですが、伐採箇所の現在状況などお知らせしておきたいと思います。

11月2日の時点では、シノダケは一定範囲で刈られていました。3日は休日で、4日は道路交通課と午前中に話し合い、伐木予定の8本ほど残っていた高木も電線敷設のために伐採する必要から実施を認め、シノダケの伐木処理も含めた整備(道路交通課のいう準備工)が5日、6日にうちに完了したと思われます。

写真は、5日の高木伐採の様子。職人さんが登っている電柱から右手の移設予定の電柱の間の電線敷設替えのために、必要な作業スペースを確保すべくなな山緑地内の一部が伐採されました。

高木伐採の様子.jpg

7日に多摩めかいの会の講座の際に現地を確認しましたので、いくつか写真を掲載します。
なな山緑地の南東端には、大きなコナラやクヌギがありましたが、キレイに伐採されていました。
工事目的を考えるとやむを得ない伐採と考えられますが、事前に丁寧な説明があって当然だと再度思ったのでした。

写真は、なな山緑地の南東端の擁壁の上に生えていた高木の伐木跡。

高木の伐木跡.jpg

ちなみに、細い公道を挿んで手前のパイプ柵が、工事を予定している隣接地になります。

シノダケ林の様子.jpg

シノダケ林は、かなり広範囲に皆伐された印象です。昨年の11月頃から間伐を進めて来て、一定程度の美林になって来ていたと思いますし、皆伐された区域にはミツバアケビが繁茂していたので、それが無くなったと思うと残念です。
一方で、伐採された高木がバス通り側に大きく張り出していたことを考えると高木の伐採作業に必要なスペースを考えるとやむを得なかったのかな、考えているところです。
時間を掛けて、シノダケ林の育成のほか、高木の育成を検討する必要があるかも知れません。

そんなことでシノダケが皆伐された中で二本の中高木が残りました。

写真は残った一本。樹木番号は2022と2020でした。樹木調査票によると両方ともクヌギとありましたが、クヌギとコブシではないかと思われます。

残った高木.jpg

なな山緑地の南側については、これまでバス通りの拡幅工事が進められることは承知していましたが、これまで表立った工事はありませんでした。今回は直接的な工事ではないにしろ、我々なな山緑地の会に事前に話がなく進められたことはとても残念なことでした。
道路交通課の職員の認識不足は兎も角、工事発注の規模から市の幹部の人たちに、敷地管理者である管財部門や緑地管理者である緑政部門との調整に及ばなかったとしたら、これからも改善される保証はありません。市内部での体制の見直しが必要ではないでしょうか。工事発注にかかる手続きは、どのようになっているのでしょうか、そのような疑問が残りました。

一方で、なな山のバス通り沿い現状を見ると、樹木が歩道から車道に覆いかぶさるような状態になっている現状を見て、なな山緑地の管理に関わる立場でもあることから、このままで良いのかと考える好い機会にもなりました。快適な歩道とは言えない状況です。
なな山緑地のバス通り側のあるべきカタチを、公園緑地部門、道路部門と話し合う機会があっても好いのかな、と思います。道路の拡幅整備が先のこととしても、話し合う機会が必要なのかも知れません。
   N山さん

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なな山緑地で「めかいづくり講座」が開催されました(2021-11-07) [連携イベント]

11月7日多摩めかいの会が行っている「めかいづくり講座」の二回目講義が、なな山で開催されました。

今回は、コロナ禍の影響を受けて募集人数が少なかったのですが、例年応募者が殺到すると聴きました。今日の講義は二講義目で、なな山で実際にシノダケを刈り、ヒネを剥ぐ作業を体験するというもので、これまでず~っとなな山で行われてきたものです。

当日は、風もなく暖かく穏やかな天候に恵まれ、受講者が9名、めかいの会のメンバーが10名のほか、森木会事務局からA羽さんとI田さんが見えて実施されました。
なな山からはM崎会長のほか、A田さん他数名が対応しました。

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開講の挨拶を聴く受講生

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多摩めかいの会のみなさん

講座は、午前中、西の谷をめぐって東のシノダケ林に入って、各参加者が3,4本のシノダケを刈り、昼食の後を中心に、ヒネ剥ぎの練習を行いました。
最初は節を取って短いヒネを作る作業をして、次に節を含めた四つ割からヒネを剥ぐ作業も行いました。

ヒネ剥ぎの実践練習の様子.jpg
ヒネ剥ぎの実践練習の様子

当日は、立冬ではありましたが、天候に恵まれ、なな山を堪能して頂けたように思いました。
   N山さん

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ナラ枯れ、カエンタケのスクラップが相次いで届く! [よもやま話]

活動日の朝、広場に入ると、万物博士のS田さんが近づいてきて「知っているかもしれないけど、ナラ枯れの記事が出ていた」と新聞の切り抜きを見せる。「情報なら何でも欲しい」と有り難く受け取る。

数日後、カエンタケの切り抜きを撮影したデータが、植物博士のN黒さんからメールで届く。カエンタケが広がっているので「触るのは厳禁」という記事だ。

情報の提供は嬉しいので、みなさんにもお裾分け。
写真では読みにくいので、文字に起こした(著作権上問題があるかも)。

・園芸ゼミ - ナラ枯れ病
この時期に武蔵野の雑木林を散策すると、雑木の根元に白褐色の粉のようなものが多量に堆積しているのを所々で見かけることがあります=写真=。樹冠を見上げると全ての枝葉が完全に枯れてしまっているものもあり、これは「ナラ枯れ病」の症状である可能性が高いです。

この病気はコナラなどのナラ・カシ類で発病し、武蔵野では2、3年前から発生が見られます。ナラ枯れ病は体長5ミリ ほどと極めて小さな甲虫「カシノナガキクイムシ」によって引き起こされます。

この昆虫は幹に爪楊枝ほどの太さの穴を開けて侵入し、体に付着している病原菌のナラ菌を樹幹内部で媒介・増殖させます。侵入された樹木は通水機能が破綻し、水が上がらなくなり、枯死に至ります。白褐色の粉は虫の糞と木屑の混じったものです。

さらに、樹幹内に産み付けられた卵は翌年6月には成虫となって飛び出し、繁殖に適した木を探します。侵入すると集合フェロモンを発散し、多くの仲間を誘き寄せ、集中攻撃(マスアタック)をかけて被害を拡大させます。しかし、罹病するのは比較的太い幹の樹木に多く、細い若木には被害が少ないのです。発芽から20年ぐらいで伐採し、根株から新たに出た萌芽を再び育てる「萌芽更新」による育成管理が行き届いた雑木林では、ほとんど被害がありません。

雑木林や庭などで放置され、太く育ってしまったコナラなどが標的となります。庭に太い コナラなどがある場合、周辺のナラ枯れ状況に注意しましよう。
(国営昭和記念公園自然観察ツアーガイド)

ナラ枯れ読売新聞記事_20210926-01.png
読売新聞 2021年9月26日

・公園や住宅街に猛毒カエンタケ - 千葉県内で発見「触るだけで危険」
猛毒のキノコ「カエンタケ」が山だけでなく、千葉県など各地の公園や住宅街でも相次ぎ発見されている。他の毒キノコは食べた場合に危険が伴うが、カエンタケは触るだけでも皮膚がただれるなどする。専門家は「できるだけ触らず、触ってしまった場合はせっけんで手洗いをしてほしい」と呼び掛けている。

厚生労働省などによると、カエンタケはオレンジ色や赤色で、細長い棒状に枝分かれした形が特徴。致死量は3グラムで、食後すぐに発熱や嘔吐(おうと)などの症状を起こし、後に消化器不全や脳神経障害で死に至る場合もある。2000年には、群馬県で食べた1人が死亡した。

千葉県茂原市では今年8月、公園内を巡回していた市民ボランティアが沿道で発見。他にも複数箇所で見つかり、市職員が除去したり「触らないで」と書かれた看板を園内に設置したりした。9月には、福島県南相馬市の公園や山梨県山中湖村の住宅地などでも発見された。

大阪市立自然史博物館の佐久間大輔学芸員によると、カエンタケが多く見られるようになったのは2000年代から。戦後、薪の需要が減り、樹木が伐採されなくなったことで太く成長する木が増え、害虫を呼び込んだ結果とみられている。

カエンタケ記事_DSC_0480_1.jpg
東京新聞 2021年10月22日

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掘り出しましたスズメバチの巣 - なな山だより [なな山だより]

10月オオスズメバチの巣を発見して「危険!」の警告を張り出しましたが、2006年には巣を掘り出しています。ご覧ください。2021年11月6日

**** ここから *****

11月13日(日)なな山の西斜面でスズメバチがうなりをあげて飛び回っていたのを発見、「立ち入り禁止」の立札を入口二カ所に出した。翌日、T木会長が多摩市へ連絡し、業者による駆除が行われた。
11 月27日(日)ボランティアのメンバーの一人が巣の近くでスズメバチが飛んでいるのを発見。駆除中に、たまたま外にいたスズメバチが死を免れ、戻ってきたものと思われる。

12月11日(日)気温が低かったので、生き残りのスズメバチも動けなくなっているであろうという推測のもと、巣を掘り起こす。
巣は雑木林の中、ソダ木などの小枝が重なり、朽ちかけている土の中だった。巣の入口にはハチが土を掘り出したような痕跡があった。入口自体はほぼ10cm四方。周りの土を少しずつ取り除いてみると、かなり大きいことがわかり、シャベルを使って全体を掘り出した。

スズメバチの巣.png
掘り出されたスズメバチの巣

すでに死んでいるスズメバチ数十匹がゴロゴロしている。巣は木の枝に吊り下がるように作られ、大きな巣が5段と最下部に1段小さい巣が付いていた。
直径30cm、高さ35cm、その上に5cmの突起が付いている。六角形の幼虫保育室の深さは2cmから4cm。スズメバチの体長は4cmであった。

スズメバチ.png
体長4cm、羽を広げたら5cmはあるか!

スズメバチの主な種類にはオオスズメバチ、ヒメスズメバチ、キイロスズメバチ、コガタスズメバチなどがあるが、これはスズメバチの中で最も大型のオオスズメバチだと思われる。非常に強力な毒を持ち、かつ攻撃性も高いことから注意が必要といわれている。巣が使用されるのは1年限りと言われている。今年も作業する時は、スズメバチに十分注意しなければならないようだ。
   「なな山だより」2号(2006年1月)より

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シノダケでつくるリース・リング作りを実施しました 【シノダケ・ヒンメリ通信】2021-10-30 [シノダケ・ヒンメリ]

2021年9月4日で紹介した、シノダケ・ヒンメリ96「シノダケでつくるクリスマス・リースのリング」作りを森木会のリース班のみなさんに声掛けをして、10月30日にグリーンライブセンターで行いました。

参加して頂いたのは10名で、シノダケのフレーム作りは、ほぼ順調に進みました。しかし、全体を二時間ほどで考えていましたが、シノダケのフレームへの飾り付けに時間が掛かり、片付けまでには三時間ほどを要してしまいました。

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写真は会場での制作風景

私の作品は、どちらかというと松ぼっくりやモミジバフウを詰め込んだだけのものでしたが、さすがにリース班ということで、飾り付け用に様々な材料を用意して頂いており、それを配置して飾り付けることにも拘りもあって、時間が掛かりました。
しかし、その分、その人の個性が出ているようで楽しい取り組みとなりました。

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写真は、参加者の作品

時間は掛かりましたが、みなさん満足して頂けたようで安心しました。フレームの補強材を外せば、飾り物の入れ替えも可能なので、長く使ってもらえればと考えているところです。
   中山さん

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ヒンメリ用シノダケ刈りを実施しました 【シノダケ・ヒンメリ通信】2021-10-28 [シノダケ・ヒンメリ]

シノダケ・ヒンメリを作りたいけれど、シノダケを刈る場所がないことから材料の調達が難しいのが、シノダケ・ヒンメリを始めようと考えている人の悩みになっています。
そこで、なな山で刈ってもらおうと、シノダケ・ファンクラブに登録している人に声を掛け、初めてのシノダケ刈りを行いました。

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写真は広場でのシノダケ処理の様子

平日が好いとのことで10月28日木曜日に、二人と助っ人の旦那さんを加えて三人が参加し、なな山からはM岡さん、中山が対応しました。
主に中の山の東斜面を中心に刈り取り、広場に戻って節と端材の処理を行いました。まだ鞘が青く刈り取りには少し早いように思いましたが、鞘が黄色くなったものを見つけて作業しました。
作業後は一緒に昼食を摂り、長閑な一日を楽しく過ごしました。引き続き同様の取り組みを希望に応じて開催していこうと考えています。
   中山さん

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