SSブログ

活動休止期間を延長します [活動予定]

なな山緑地の会のみなさま

政府は5月6日までの緊急事態宣言を、延長する方向で各都道府県と調整に入りました。
期間は1か月とする案が検討されている状況です。
これを踏まえてなな山緑地の会は、取り敢えず5月末まで全ての活動を休止することとします。
今はなな山の一番美しい季節でもあり誠に残念ですが、新型コロナウイルスの感染拡大を止めるため、全員でステイホームに協力して参りましょう。
 
なな山緑地の会 総務担当
   K田さん

エビネ_IMG_8989_200425.JPG

コメント(0) 
共通テーマ:地域

ヨモギ -植物標本- [なな山緑地の植物標本]

植物標本は、植物がその時その場所に生えていたことの証であり、地域の自然環境の歴史的変化を知る唯一の手がかりとなっています。なな山緑地の会では、2016年より緑地内の植物調査を兼ねて牧野標本館へ寄贈するべく植物標本を作っています。
制作:なな山緑地の会 植物標本プロジェクト
同定協力:内野秀重さん

このコーナーでは、2016~2017年制作した標本を随時紹介していきます。原本をご覧になりたい方は、N原さんに声をかけてください。

20170220MAK036ヨモギ_1.jpg
ヨモギ

採集日:
2016年9月11日
生育環境:
陽当たりのよい西斜面
ノート:
点在
整理番号:
No. 226-1

20170220MAK037ヨモギ_2.jpg
ヨモギ

採集日:
2016年9月11日
生育環境:
陽当たりのよい西斜面
ノート:
点在
整理番号:
No. 226-2

コメント(0) 
共通テーマ:地域

キランソウ - おどろおどろしい「地獄の釜のふた」の異名を持つ [よもやま話]

畑脇のコンクリート壁の隙間から這い出すように咲く紫色の花を見つける。「これって何?」と振り向いて近くの人に尋ねると、少し離れたところから「キランソウ!」と植物博士のMさん。声がかかるものと織り込み済みの様子。「キ」は紫の古語、「ラン」は藍色のこと。唇の形をした濃い紫色の花が咲く。「別名、地獄の釜のふた、ともいう」と付け足して解説。そういわれると、確かにちょっと気味が悪い。「地獄の釜のふた」の謂れは、キランソウに薬効があり、地獄の煮えたぎる釜に蓋をして病みから回復するほど効き目がある、という説がある一方、墓地によく生えていてべったり地面を這うように広がる様を指すともいわれる。

キランソウ_IMG_8529_200322.jpg
キランソウ。コンクリート壁の隙間から生えている

キランソウ_IMG_8526_200322.jpg
キランソウ。小さい花をよく見ると陽射しを浴びて何とも伸びやか

キランソウ_IMG_8870_200415.jpg
キランソウ。地を這うように伸びている

キランソウ_IMG_8871_10415.jpg
キランソウ

コメント(0) 
共通テーマ:地域

よい香りのウワミズザクラ、花を広げるエビネ、見事なキンラン - なな山レポート(2020.4.23) [よもやま話]

なな山緑地の会の皆さま

ここ数日気温が低い日が続きました。昨日18日は激しい雨でした。そんなこんなで家に籠もりがちな日が続きましたが、今日19日は好い天気になり、散歩がてらなな山の花などの様子を観てきました。人気を避けて、バスは使わず、歩くのも社会的距離を意識しながらでしたが、行った甲斐がありました。なな山にはたくさんの花が咲いていました。その中から何枚かを紹介したいと思います。

ウワミズザクラ.jpg
北西の角になるウスミズザクラは、開花の時期を迎えていました。好い匂いがしていました。

エビネ.jpg
エビネも順調に大きくなっていました。西の斜面では花を広げていました。

キンラン.jpg
キンランも見事に咲いていました。下の写真は、私が「四姉妹」と呼んでいる株。数年前は「三姉妹」だったのですが、姉妹を増やしていました。

タマノカンアオイ.jpg
タマノカンアオイの大きな株。中を覗くと花が開いていました。

ハナイカダ.jpg
こちらはハナイカダ。新緑が目に鮮やか。葉面の中央の花が開き始めていました。

ちなみにこの日は、散策客が多くいました。里山の活動ではなく、植物観察や鳥の観察に見えていました。「人がいっぱいで混みあっている公園を避けて、なな山に来ました」という人もいました。
   N山さん

コメント(0) 
共通テーマ:地域

異様なビニール巻きがぶら下がっている!-なな山レポート(2020.4.21) [活動報告]

なな山緑地の会の皆さま

前回は、西側のバス通り沿いがキレイになっていた話でしたが、しばらく行かないうちにいろいろな変化があります。同じバス通りに沿ってなな山緑地の側に植えてあるクヌギの樹に見慣れぬものがぶら下がっていました。今回はその話です。

一見するとハチトラップのようですが、こちらはハチの巣箱だそうです。

ハチの巣箱.jpg
バス通りから見るとこんな感じ

フォーカスするとこんなものが二つぶら下げてありました。
聞くところによると、ツバメの飛来数を増やしたいと考えている人が居て、ツバメを増やすためには、ツバメの餌となるハチが居なくてはダメということで設置された巣箱とのことでした。

巣箱拡大.jpg
巣箱の拡大

「誰だ、こんなものを設置したのは?」という方もいるかとも思いますが、ちゃんと会長、副会長には許可を取ってのことだそうで、朝のミーティングで話をする矢先に、活動自粛になってしまったとのことでした。

もう一つの巣箱.jpg
もう一つの巣箱

活動は自粛中ですが、山は生き物。一日一日変化しているのだと分かります。
・・そんな話とは違いますね。(失礼しました。)
   N山さん


※このレポートにA田さんから以下の補足説明がありました。

この件は、私とT木さんしか知らなかったと思います。
N山さん、良いところに目を付けていただきありがとうございます。
少し、私の知っている範囲で説明しておきます。

発端は、大妻女子大学の甲野先生です。
甲野さんの知り合いで、百草団地に住んでいる野鳥の研究者がおり、その人から、研究の延長線上で、ツバメのエサになるコバチの巣を設営してその様子を観察したいので、なな山緑地の一角を使わせてもらえないか、とのお願いがありました。T木さんに相談したところ、そのような方がいることは聞いたことがあるとのこと。

3月22日の活動日に3人でなな山で会い、了解し場所を決めました。

ハチの巣は、ヨシを束ねて濡れないように波板でくるんだものです。それを2か所、写真のクヌギの木に固定しました。
コバチは、ハナバチ・狩りバチといわれる小さなハチです。
花粉を詰めて卵を産むハナバチ、麻酔した虫を詰めて卵を産む狩りバチ、両方がやってくるとのことです。(ハチの固有の名前ではないそうです)

さあどうなりますか。会員の皆さんも安全を確認しつつ、観察してみては如何でしょうか。
今年の夏の終わりまでがワンクールということになるようです。

多摩市内でも市の環境政策課が音頭を取って、ツバメの観察をグループで行っています。もうすでに今年も各地でツバメが見られています。そのエサ不足解消を考えているようです。
   A田さん

コメント(0) 
共通テーマ:地域

街のオアシス なな山での活動 - A木さんからのご挨拶 [よもやま話]

なな山の活動日、朝9時のミーティングは、私にとっては少々早すぎて慌ただしい朝でした。以前から家内の体調がよくないこともあって、家を出るまでに朝食準備、洗濯物干し、ゴミ出しなど時間との戦いでした。ところが、森の中での体操、季節の草花を見ながらの一巡で、身体がフレッシュになり心を慰めてくれました。お昼になると昼食準備と作品制作のために早々と引き上げる、夏には田舎に行って休むといった半会員のような存在で、ご迷惑をおかけしていたことと思います。

60歳頃に仲間入りさせていただいてから、いつの間にか20年を超えてしまったのも森や自然の中で過ごすことが私の性分に合っていたのでしょう。そんなこともあって、昨年、毎年出かけていた田舎への転居を決断しました。何回かに分けて荷物の移動をして、何回も戻っていたのですが、活動日に雨だったり、雑務があって参加できず、この機会に、こんな形でご挨拶させていただくことになりました。

冬は過ごしたことのない、田舎での厳しい寒さをやっと通り抜け、寒がりの家内との生活が始まっています。寒さ対策として、リフォームと薪ストーブを入れました。今までは浅間連山を見やすくするために伐採していたのが、今度は薪づくりの伐採に変わりました。玉切りした丸太を担いで運び、マサカリで割っていましたが、将来の体力を考えて運搬機と薪割り機を購入しました。ひと冬でどのくらいの薪が必要なのか分からなかったので不安でしたが、見通しがついた時にはホットしました。

森の手入れも大変なのですが、畑もやりだして私の本業・作品制作が休止状態です。でも森の中の生活には満足しています。アブラチャンの黄色い花、ヒトリシズカが咲き出し、今は新緑が燃えるように目に入っています。気が向いたら一度見に来てください。できれば伐採の手助けをしていただけると嬉しいです(笑)。
4~5人の宿泊可能。小諸駅まで迎えに行きます。

長い間お世話になりました。ありがとうございました。素敵な森を永遠に!
   A木(弘)さん

A木(弘)さんの作品

青木さん作品1_800.jpg

青木さん作品2_800.jpg

青木さん作品3_800.jpg

青木さん作品4_800.jpg

コメント(0) 
共通テーマ:地域

キレイになったバス通り沿いのフェンス内敷地-なな山レポート(2020.4.17) [活動報告]

なな山緑地の会の皆さま

里芋の植え付けの日に、西の谷の奥・北側にあるウワミズザクラを観に行きましたが、その際にM岡さんが教えてくれました。「バス通りのフェンス沿いをキレイにしてくださった方がいらっしゃるのですよ」とのことでした。

フェンスの内側、なな山緑地の会で管理している区域ではないかと思いますが、雑草を取り除き、砂利石などを一ヶ所にまとまられていました。

フェンス内側.jpg
雑草を取り除いてキレイになったフェンスの内側

北側の狭い範囲だけではなくて、バス停「百草団地入口」近くまでキレイにしていただいていました。

北側からフェンス内.jpg
北側から南の方を見た状態

半端じゃないのは、フェンスの下。少し土を取り除いて、歩道の落ち葉がなな山の方に入る程度に掘り下げてありました。
年末に、歩道の落ち葉集めに苦労していた姿をみていたのでしょうか、ね。

フェンス下.jpg
フェンスの下の土を取り除いた場所の様子

ちなみに、この作業をしていただいたのは、北側の町内会の方だそうです。
誰とは言いませんが、行き帰りにゴミを拾っているなな山のメンバーを見ていたのではないかと思いました。

看板.jpg
北西の角にある不法投棄厳禁の看板

残念ながら、12日時点のウワミズザクラは、もう少しで開花という状態でした。

ウワミズザクラ(花芽).jpg
ウワミズザクラの花芽の状態

   N山さん

コメント(0) 
共通テーマ:地域

葉に細かい毛が生えるミドリハコベ、花柱が5つのウシハコベ、そしてニワトリの餌 [よもやま話]

畑の外れに小さい白い花が咲いていた。ハコベのようだが自信がない。植物博士のM倉さんを探す。「ハコベなんだけど……」。いつになく自信なげに花をじっくり観察する。博士でも難しいのかな……と調べる仕草を見ていると、「ハコベにもいろいろあって、区別が……」。やおら立ち上がり、広場を探し回る。何かをつかみ上げて「これはミドリハコベ。葉っぱが柔らかく薄い毛で覆われている」と差し出す。触るとフワフワした触感。「さっきのはウシハコベ。花柱が5つある」。植物鑑定士のI井さんが取ってきたさっきのハコベと見比べる。

あとで調べると、ハコベといっても、ミドリハコベ、ウシハコベのほかに、コハコベ、イヌコハコベ、ミヤマハコベ、ノミノフスマなどいろいろある。ハコベはビタミンが豊富で昔は食用だった。春の七草。ちなみに春の七草は、せり(芹)、なずな(薺)、おぎょう(御形)、はこべら(繁縷)、ほとけのざ(仏の座)、すずな(菘)=かぶ(蕪)、すずしろ(蘿蔔)=だいこん(大根)。

ハコベの小さく白い花をじっくり見ていたら昔が蘇ってきた。
小学3~4年の頃だろうか、友達から「ハコベを鶏農家に持って行って10円もらったけど、やってみる?」と誘われた。ハコベがわからないと応えたら「すぐ分かるよ」と。確かにはびこる草をむしりながらハコベの姿を覚えた。土手や道端はハコベだらけ。あふれるほど鍋いっぱいに持って行ったら「少ない。5円」と農家のおじさん。がっかり。翌日もう1回チャレンジした。これでもかとギュウギュウ鍋に押し込んで持ち込んだら、今度は10円もらえた。草むしりに時間がかかり、子どもながらかなりのハードワーク。それ以来ハコベを売ることはなかった。

ウシハコベ_IMG_8576_200322.jpg
ウシハコベ。小さい花が可憐

ウシハコベ_IMG_8578_200322.jpg
ウシハコベ

ミドリハコベ_IMG_8580_200322.jpg
ミドリハコベ。葉や茎に毛が生えていて触るとフワフワと柔らかい

ウシハコベ(左)ミドリハコベ(右)_IMG_8582_200322.jpg
ウシハコベ(左)。ミドリハコベ(右)。撮影協力I井さん

コメント(0) 
共通テーマ:地域

サトイモの植え付けをした - なな山レポート(2020.4.12) [活動報告]

なな山緑地の会の皆さま
緊急事態宣言以降、特に外出の自粛に励まれていることと思います。なお更、なな山での活動が恋しくなっている頃かと思いますが、感染の食い止めのため、頑張りましょう。

とはいうものの、畑の作業は、待ってくれないこともあり、総会が中止となった4月12日、里芋の植え付けを有志で行いましたので、その様子を報告します。

先ずは、植え付けるために種芋の掘り出し作業をしました。
これが結構大変でした。次回からは、ネット状の袋に入れて埋めることにしようという話になりました。

掘り出す前の写真.jpg
掘り出し作業中の写真が無いので、掘り出す前の写真

掘り出した種芋の個数と状態の点検をしました。
全体で90個ほどありました。中には、発芽しているものもありました。

種芋の選別の様子.jpg
種芋の選別の様子

最初に、大まかな割り付けをしました。間隔を一定にしてならべました。4畝で72個の植え付けをすることにしました。

割り付けの様子.jpg
割り付けの様子

2、3センチの覆土をしながら、丁寧に植え付けをしました。

植え付けの様子.jpg
植え付けの様子

発芽しないことに備えて予備の里芋も植え付けて、植え付け終了です。

植え付け終了時の畑の様子.jpg
植え付け終了時の畑の様子

ところで、春撒き大根の発芽も順調。

大根の発芽の様子.jpg
大根の発芽の様子

畑の作業の出来栄えに満足して、一日の作業を終わりました。
T木会長、T橋さん、M岡さん、Y元さん、お疲れさまでした。
また、なな山での「楽しみの元」が出来ました。

一日の作業に満足の様子.jpg
(おまけ)一日の作業に満足の様子

   N山さん

コメント(0) 
共通テーマ:地域

キンランが咲き始めチゴユリが花盛り-なな山レポート(2020.4.11) [よもやま話]

昨日は穏やかな晴天でした。なな山が気になり見に行ってみることにしました。

11時過ぎに着くと、Y元さんとM岡さんが西の山のキンラン調査区域に竹の棒を差して、印付けをされていました。
今年、キンランは調査区域よりもさらに上に幾つか芽を出していて、区域が広がっていました!駐車場側の斜面には午後にも咲きそうなキンランが数本ありました。来週中には、金色の花があちこち咲き始めそうです。

同じく、駐車場側の斜面にある、チゴユリの群生が花盛りでした。白い小さな花ですが、たくさん咲いているので見ごたえがありました。
タマノカンアオイは花が咲き始めていました。葉もたくさん茂って株が大きくなっていました。
シュンランの花は終わりかけていました。最後にウワミズザクラは、まだ蕾で、これからという感じでした。

以上、現場からの報告でした。
   I田さん

キンラン_report_200411.jpg
キンラン

キンラン_report_200411_2.jpg
キンラン

キンランの場所の印つけ_report_200411.jpg
キンランの場所の印つけ

ウワミズザクラ_report_200411.jpg
ウワミズザクラ

シュンラン_report_200411.jpg
シュンラン

スミレ_report_200411.jpg
スミレ

タマノカンアオイ_report_200411.jpg
タマノカンアオイ

タマノカンアオイ_report_200411_2.jpg
タマノカンアオイ

チゴユリ_report_200411.jpg
チゴユリ

ヤブレガサ_report_200411.jpg
ヤブレガサ

山の様子_report_200411.jpg
山の様子

皮むきヒノキ_report_200411.jpg
皮むきヒノキ

皮むきヒノキ_report_200411_2.jpg
皮むきヒノキ

コメント(0) 
共通テーマ:地域